冬から春の果物、イチゴを1年通して提供しようと、区内の農業生産法人(株)オアシスファーム(高木伸一代表取締役社長)が今年から夏の栽培に取り組んでいる。すでに週200個ほどが収穫されており、同法人はコストなどの検証を行い、本格出荷が可能か見極めたいとしている。
オアシスファームではこれまで区内片平や東京都町田市などのビニールハウスでイチゴ「紅ほっぺ」を栽培。昨年末から今春には約2万個のイチゴが果実や加工品で出荷されたという。高木代表は「2010年からイチゴ栽培を始めて出荷がようやく軌道に乗ってきた。次は365日イチゴを楽しんでもらいたい、という思いで夏の栽培に取りかかった」と話す。
夏の収穫に向けた試みは片平にある約130平方メートルのビニールハウスで春先から始まった。高木代表によると苗の栽培から1カ月半くらいで実がなり始めたという。現在は糖度も出荷水準に見合う質のイチゴができ始めており、3日に100個のペースで収穫が行われている。収穫された紅ほっぺは同法人の系列飲食店でイチゴ大福として加工販売されている。
地域農業維持も視野に
光熱費といった不安材料はあるが、自社苗を多く使うなどコスト削減の工夫を重ねながら夏イチゴに取り組む高木代表。「3年ほど検証してから年間通じた出荷を本格化させたい。手ごたえはあるので地域農業の維持という目的も持ちながらチャレンジを続けたい」と話している。
![]() 夏用ハウスで収穫を行う高木代表
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