社会的ひきこもり当事者の家族ができることを考える講演会が、10月26日(土)に麻生区役所で開催される。主催の「子育て支援の会 プレシャス」は、子育ての悩みを持つ親同士の会から発足した、区内の市民団体だ。
同講演会は、麻生市民館市民自主企画事業「何歳になっても子は宝物」の第3回目。講師は不登校やひきこもり経験があり、現在は(一社)ひきこもりUX会議代表理事の林恭子さん。集団生活の違和感、人間関係の不信感等からひきこもりになった当事者の心を理解するために、家族ができることは何か、一緒に考える。
「登戸や練馬での事件後、ひきこもりが犯罪者予備軍と受け取られるような報道もあった」と話すのは同会の鈴木裕子代表(57)。「親の立場だとすぐに『自分の子どもは大丈夫か』と結びつけてしまう。どう生きるのが一番幸せか、家族だけではなく地域の人にも何か引っかかってくれれば」と幅広く参加を呼びかける。
子育て支え合う
同会は幼児から成人の子どもを持つ親が月に1度集まって悩みを話し、情報交換する「しんゆり親の会 Our Place」の有志で結成された。親の会の井上絵里さん(49)は「近所や学校のママ友とも違うのでかえって気軽に話せる場。気持ちを共有して、前に進み始めている参加者も多い」と語る。
講演会は同所第1会議室(4階)で午後2時から4時。先着150人。申込みは麻生市民館【電話】044・951・1300へ。
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