若葉台交差点の南側では開通を前に整備が進む（11日）
新百合ヶ丘と稲城市若葉台を結ぶ「多摩都市計画道路３・４・17号 坂浜平尾線」が11月27日（水）午前10時から暫定開通する。今月６日に東京都建設局が公表した。
開通するのは、上平尾トンネルの若葉台側出口付近から鶴川街道に向かう約６６０メートルの車道と一部歩道。同区間はトンネル出口から２４０メートルを地元の土地区画整理組合が、その先から鶴川街道までの４２０メートルを東京都がそれぞれ整備していた。
当初は今春の共用開始を予定していたが「若葉台入口」との交差点化に関して昨年、都が実施した入札が難航。再入札を行った影響などで開通時期がずれ込んでいた。
麻生区と多摩ニュータウンを結ぶことで、両エリアの利便性向上が期待される坂浜平尾線。若葉台交差点付近の日中（12時間）自動車通行量は鶴川街道が約１２６００台、学園通りは約４８００台。坂浜平尾線の供用開始後は生活道路に流入する車両の減少も見込まれている。
都は引き続き、歩道の整備や電線共同溝の工事を進めていく。また、開通する道路沿いには、商業施設「（仮称）稲城小田良ＳＣ（ショッピングセンター）」出店の計画も進められている。
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