石臼で抹茶をひく体験会が、11月30日(土)と12月1日(日)に行われる。開催するのは、片平で学生を中心に15年以上裏千家茶道を教える井上宗樺(玲子)さん。
体験会は「口切りの茶事」の後に行われるもの。同茶事では、その年の新茶が詰められた茶つぼの封を切り、茶葉を石臼でひいて抹茶を点(た)てる。例年11月に行われ、「茶人の正月」とも言われる。
「子どもたちに経験を」
井上さんは、近隣の柿生小学校で行われている「寺子屋事業」で、体験活動アンケートの中に、茶道を希望する声があると知ったという。「石臼はもちろん、家に畳がなくて馴染みのない子どもも多い。抹茶にすることを実際に体験してもらいたい」と、茶事で石臼を取り寄せる機会に体験会を企画した。
当日は、茶事で余った茶葉と石臼を使って抹茶をつくる。参加者が抹茶を一服点てることもできる。井上さんは「ぜひお茶と畳の空間を味わってみてほしい」と話す。
時間は午前9時から午後4時頃まで。参加費は1人500円。菓子付きで対象は小学生から大人まで。会場は井上さん宅(麻生区片平4の8の28)。詳細や問合せは井上さん【携帯電話】090・3470・3263へ。
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