平瀬川長沢流域協議会(岸井洋一会長)が管理する川沿いの花畑に3月20日、手作りの「かかし」9体が設置された。これは、近隣の長沢小学校(麻生区東百合丘)の4年生が作ったもの。当日は児童や保護者、協議会メンバーが集い、その日限りの景色を楽しんだ。
同協議会では例年、長沢小の4年生に向けて平瀬川の歴史や現状を伝えてきた。夏には川沿いの清掃活動をすることも恒例だが、コロナ禍の1年は講話のみ。「昔、この辺りは田園風景。お米を鳥に食べられないようにかかしがあった」という岸井会長の話から、かかしづくりが実現した。
かかしは3クラスで3体ずつ、約4カ月かけて制作。「ごみをなくそう平瀬川」「きれいにしようみんなの平瀬川」といった文字が並んだほか、ゴミ袋を手にしたりタヌキと触れ合ったりする様子を形にした。岸井会長は「子どもたちがグループになって、一つの目標に対して努力してくれたことがうれしい。そうやって助け合うことの大切さも伝えたかった」と思いを語った。
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