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3月29日
区内岡上の有志援農チーム「えんやさい」(重水愛里代表=人物風土記で紹介)は6月6日、岡上で炭素循環農法による米作りのワークショップを初めて開催した。直接畑に来てもらい、農薬や肥料を使わない在来農法のひとつである炭素循環農法と体験をしてもらおうと企画。「農法や野菜を知ってもらい、岡上を農業で盛り上げていきたい」と重水代表は話す。
炭素循環農法は、農薬や肥料を使わず、チップなどを与えて土壌の微生物の活性化を図ることで野菜を作る仕組みで、在来農法のひとつだ。同農法で作られた野菜は、えぐみや苦みが少なく、野菜本来の香りや甘みが特徴。土壌づくりに時間がかかるため、導入する農家は少ないという。
「えんやさい」は、岡上で炭素循環農法に取り組んでいる三澤幸夫さんの指導を受けながら、今年1月から野菜を育てる活動を行っている。多くの人に畑に来てもらおうと「野良日」と題したワークショップも定期的に開催。今回、初めて炭素循環農法による米作りを企画した。
当日は、大人から子どもまで区内外から約40人が参加。苗代から稲を取り分け、代かきした泥状の田んぼに苗を植えていった。田植えの後には、地元野菜を使った弁当も提供。三澤さんによる炭素循環農法の講義も行われた。参加者は「駅から近い場所で畑に触れられて楽しかった」「川崎にこんな場所があるなんて知らなかった」と感想を話していた。
農家をサポート
同チームの中心メンバーは10人。その他にもボランティアで約30人が参加する。20代〜40代が多く、就農希望者や野菜作りに興味がある人などが区内外から訪れ、岡上の農家のサポートなども行う。指導する三澤さんは「若い人たちが関心を持ってやっている。先々が楽しみだし、頼もしい」と評する。
同チームは、今後も勉強会などを通じて同農法を広め、畑に来てもらう機会を創出する活動を続けていく予定。重水代表は「最近は農家の成り手が減っている。岡上も人手が足りない農家があるので少しでもサポートができれば。岡上を農業で盛り上げていきたい」と意欲を見せている。
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