早野聖地公園で7月10日、ナラ枯れした木の枝を木材粉砕機で木クズにして腐葉土にする取り組みが行われた。
実施したのは、同公園の保全・管理を行う市民団体「早野聖地公園里山ボランティア」(小泉清会長)。同団体は、地域振興と早野の文化の継承活動を目的に、里山再生、炭焼き、農業体験などの活動を行っている。
ナラ枯れは「ナラ菌」が原因で発生し、放置しておくと倒木の危険もある。同団体は昨年9月、同公園の敷地内にナラ枯れしていた木が12本あったことから伐採。切り株には飛散防止の処置としてシートをかぶせるなどの対策を講じてきた。切った木の幹は、そのまま処理するのではなく炭焼きに利用する。
枝も有効活用するため、木クズにし、腐葉土置き場に運ばれた。今後、同団体で管理する畑などで使用する。小泉会長は「ナラ枯れ問題を早く収束させたい。里山再生に向けて炭焼きで循環利用するなど、この取り組みを今後も続けていきたい」と話している。
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