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3月29日
麻生区から持続可能な社会を実現するために、子どもたち自らができることを――。市民団体による区内小中学生を対象としたワークショップ「麻生区SDGs推進隊」の初回が、7月17日に麻生区役所で行われた。子どもたちの視点から、目標達成のためにできる行動を起こしていく。
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで採択された国際目標。持続可能でよりよい世界のため1から17のゴールが掲げられ、30年までに目標達成を目指す。
ワークショップは、市民団体「あさおのSDGs」(今井雄也代表)が主催。学校や学年の枠を越えて子どもたちが麻生区の中で目標達成のために行動することで、まちへの愛着を醸成することがねらいだ。今年度の麻生区市民提案型協働事業に採択されている。推進隊のメンバーは、区内の小学4年から中学1年まで23人。
「意見を出すのが大切」
今井代表はSDGsとは何か解説し、「国ごとに伸ばす必要のある目標は違う。達成していくことは何か、意見を出し合っていくことがまず大切」と参加者に呼びかけた。「麻生区でできるSDGs達成につながる行動」のグループ討論では「節電やエコバック持参」と現在行っているものから、「坂の多いところにバスを走らせる」「ジェンダーに関係なく色のイメージをなくす」など、これからやっていきたいことが挙がった。
最後に1回目の総括として、参加者がワークショップを通じて達成したい目標を17のゴールから選んだ。小学5年生のみおりさんは、「11、住み続けられるまちづくりを」を掲げ、「ゲーム形式のごみ拾いを企画して、楽しみながら参加できるようにしたい」と行動案を話した。
今後はワークショップを重ね、来年1月に成果を発表。区内でSDGsにつながる場所を地図に落とし込み、区内小中学校に配布する予定だ。
川崎市は19年に「SDGs未来都市」に選定されている。今井代表は、他の区にも取り組みを広げたいという。「川崎市7区で活用できれば、住む街への愛着が自然と出てくると思う。子どもから大人にも広がってほしい」と話している。
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