認知症当事者や、家族、支援者、地域住民が走ってタスキをつなぎ、日本を縦断するイベント「RUN伴」。麻生区でも姉妹イベント「RUNTOMO+」として、2018年から地域住民や区内の介護・福祉・医療の事業所が参加して実施してきた。今年は、「ハガキ応援プロジェクト」と題し、応援メッセージを添えて、写真等を投稿する企画を実施する。
同プロジェクトを実施するのは、区内の福祉・介護・医療事業者の有志、麻生区役所が参加する「RUN伴+あさお実行委員会」(依田明子実行委員長)。認知症になっても安心して暮らせる「認知症にやさしいまち あさお」をめざして、「RUNTOMO+」を実施してきた。
きっかけは18年。川崎市内のRUN伴のスタート地点が麻生区となったことから、地域を盛り上げようと区内の介護・福祉・医療20事業所の協力を得て、各事業所でメッセージを掲示。19年は、協力事業所が50に増え、書いてもらったメッセージを走って集めた。
参加方法は3つ
昨年はコロナで中止となり、2年ぶりの開催。「来年以降も継続していくために、できることをやろうと話し合った」と依田実行委員長。コロナ禍でも集まらずにできることをと「ハガキ応援プロジェクト」を企画した。参加方法は【1】自分で走る目標距離を決めて完走して参加(RUN)【2】自宅やデイサービス等で、オレンジ色の作品を作って見えるところに飾って参加【3】応援ステッカー(500円)を購入して、車に貼って町中で10月5日(火)までPRする、の3つ。
企画の趣旨に賛同、応援したいという人は、区内の各地域包括支援センターや、地域みまもり支援センター(区役所4階)に置いてある応援ハガキに応援メッセージを記入して投函(9月10(金)日必着)。応援メッセージと、RUN、作品、車に貼付したステッカーの写真は、9月21日(月)から10月5日(火)まで区役所で展示されるほか、SNSで発信される。
「地域でつながりを」
依田実行委員長は「認知症になることを恐れずに、笑って暮らせるまちになってほしい」と期待を込める。そのためにも、ケアをする側の各事業所の参加の参加が不可欠だという。回を重ねるごとに参加数が増え、横のつながりもできつつある。地域住民にもプロジェクトへの理解を呼び掛ける。「時間がかかるかもしれないけど、メッセージを発信し続けたい。ぜひこのプロジェクトを知って、参加してもらえたら」と話す。
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