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3月29日
柿生駅近くの柿生ルミナス保育園前に先月、子ども食堂を支援するための募金型自動販売機が設置された。設置したのは、ダイドードリンコ(株)(大阪府)と日本ライフケア(株)(片平)。自販機の売り上げの一部が麻生区・多摩区で子ども食堂を展開するNPO法人アイゼンの運営資金として活用される。神奈川県内で、子ども食堂を支援する自販機の設置は初。
飲料メーカー大手のダイドードリンコでは、社会貢献の一環として、自販機の収益金の一部を活用してさまざまな団体や機構に寄付を行う「募金自販機」の設置を推進。寄付金は、自販機設置先のオーナーと同社が拠出し、各団体などの活動資金にあてられる。同社ではこれまで、盲導犬育成、緑の募金、東北復興など、さまざまな種類の募金型自販機を全国各地で設置している。
子ども食堂を支援する自販機は、これまでに奈良、新潟、長野、静岡などで運営団体や社会福祉協議会などと設置。今回、神奈川県内では初になるという。同社首都圏第一営業部の波多腰貴行さんは「地域を元気にしていくためにも、将来のある子どもたちの笑顔を増やしていきたい」と今回の設置意図を語る。
安定した活動資金
そのダイドー社から設置の話を受けたのが、麻生区と多摩区で複数の子ども食堂を展開するNPO法人アイゼン。同団体の俵隆典理事は「子ども食堂は、助成金が主な運営資金となっているが、持続可能な運営のためにも安定した資金調達が望ましい」とダイドー社の話を快諾した。
できるだけ多くの人に見てもらえる場所にと、俵理事が代表取締役を務める日本ライフケア(株)の敷地内に設置することを決めた。俵理事は「ここに設置することで自販機のオーナーさんや、購入者の方々にどのような自販機なのかイメージを持ってもらえたら。設置台数が増え、市内の子ども食堂の活動資金への協力をお願いできれば」と期待を込める。波多腰さんは「子ども食堂は地域に必要なもの。自販機が増えることで多くの人に子ども食堂のことを知ってもらえたら」と話す。
ダイドー社によると、同所の後に多摩区中野島に1台設置し、今後、柿生駅近くと、多摩区登戸に1台ずつ設置を予定しているという。
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