ビールの苦みや香りの原料となる植物・ホップの苗植えが、6月11日、片平川沿いの富士見橋近くで行われた。
今年度の麻生区市民提案型協働事業「あさおホッププロジェクト」の一環。プロジェクトでは、有志家庭でホップの苗を栽培し、つるをネットに巻き付け育てる、「グリーンカーテン」をつくる。栽培しながら参加者同士のつながりをつくることや、住宅地の緑化促進がねらいだ。
家庭栽培とあわせ、住民にホップのグリーンカーテンに親しみを持ってもらうため、麻生区内にも作ろうと考えたのは、プロジェクトを企画する「あさおホップ実行委員会」会長の福澤雄太さん(31)。区内農家から場所を借り受け、川沿いでホップを栽培することになった。
苗植え当日は、ホップの家庭栽培にも取り組む14人が参加。畑の雑草を取り、土を耕した後、壁に取り付けたネットにホップのつるを絡ませて苗を植えた。ホップはつる性の多年草。うまく成長すれば8月から11月にかけて、ビールに使用される「毬(まり)花(はな)」が実る。
作業終了後は、福澤さんが作った「ホップウォーター」で乾杯。アルコールは入っていないが、ビールのような風味で、今後のホップ作りを期待させた。
夫妻で参加した白鳥在住の鈴木鉄兵さん(37)は「ビールをよく飲むということもあり、ホップ栽培に挑戦してみようと思った。家庭ではこれから植えるので、今日の作業は参考になった」と感想を話した。
福澤さんは「畑は麻生区スポーツ・健康ロードに面しているので、地域のみなさんにも、散歩しながら成長を見守ってもらえれば」と語った。
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