今年創立45周年を迎えた川崎百合丘ロータリークラブ(RC)。新会長として掲げるスローガンは「『WITHコロナ〜甦れロータリー』〜元に戻す、その上で新たな挑戦〜」。この2年半、毎週実施していた例会を開いたのは6割程。清掃活動、あしなが募金などの奉仕活動や会員の親睦会などもできなかった。「まずは元に戻すことから。コロナ前にやっていたことを、できることからやっていきたい」と抱負を語る。
町田市出身。もともと柿生に母親の実家があった。高校生のときに、柿生に移り住み、手に職をつけたいと薬学部に進学。卒業後、製薬メーカーに就職した。5年ほど勤めた後、母親が営んでいた化粧品店だった場所に薬局を開いた。市薬剤師会の会長を務めるなど、家業と業界の発展に尽力してきた。
地域に目を向けるきっかけとなったのは、子どもの小学校のPTA会長を務めてから。知人に紹介されて、2006年にRCに入会。「さまざまな職種の人がいて、いろいろな話が聞けておもしろい。ここでいろいろな人と出会えたこと、地域に貢献できるのがうれしい」と充実感をにじませる。節目の年を迎え、記念事業の企画も視野に入れる。「ここはメンバーの仲が良く、楽しいクラブ。さらに楽しく、もっと多くの人にクラブのことを知ってもらいたい」と広報にも力を入れていく意向を示す。
現在、家業は長男に継承。次男も薬剤師として病院に勤務している。「背中を見てくれていたのかな。うれしいですね」とはにかむ。「一期一会」、人とのつながりを大切にしてきた。これからもその信条は変わらない。「家業もロータリーも、地域に根差し、少しでも貢献していきたいですね」。奉仕の心を胸に活動していく。
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