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3月29日
田園調布学園大学(東百合丘)の学生が講師のスマートフォン教室が10月8日、福祉パルあさおで初開催された。同大と麻生東・柿生地区社会福祉協議会、片平・栗木台・高石の地域包括支援センターが協働し企画。「スマホ初心者」の高齢者が学生と交流しながら操作方法を学んだ。
開催のきっかけはスマホ操作に不安のある高齢者からの要望だ。ワクチン接種予約など生活に必要な手続きがオンライン化する中、端末の使い方を学べる機会を望む声が地区社協や地域包括に寄せられていた。昨年末、地域福祉デザインについて研究する同大人間福祉学部社会福祉学科の和(かのう)秀俊准教授に話が持ち掛けられ、ゼミ生が講師を務めるスマホ教室を協働で実施することになった。
8日は全2回講座の1回目として、スマホの用語や基本操作が解説された。21人の参加者を前に、学生は「アカウント」を銀行口座、「パスワード」を口座の暗証番号、「ホーム画面」をATM画面に例えて説明。操作の実践では、カメラアプリを使った二次元コードの読み取りが行われた。後半は参加者一人ひとりの質問を学生が回答した。参加した片平在住の男性(78)は「スマホを持ったのは1年ほど前だが、音声検索をきょう初めて知った。あちこちの講習会に行ったが、学生の講師はよかった」と感想を語った。
独自プログラムを考案
講座内容は学生が独自に考案したものだ。ゼミ生リーダーの飯田恵実さん(3年)は「必要最低限の内容は、簡単な言葉を使って講演することを意識した」と話す。
学生たちは機能を教えるだけでなく、多世代交流の場としても着目している。高橋愛さん(同)は「スマホをツールに、普段は接点が少ない学生と高齢者がつながる場にしたい」と語る。今後は内容や回数を改善しながら、毎年スマホ教室を実施していきたい考えだ。
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