12月に行われる小学生軟式野球大会「NPBジュニアトーナメント」に出場するジャイアンツジュニアに先月、みどり少年野球クラブの天方大翔(ひろと)さん(柿生小6年)、王禅寺少年野球部の元木瑛介さん(桐光学園小6年)が選ばれた。麻生区のチームから、NPBのジュニアチームに2人が選出されるのは初。2人は「優勝したい」と声を揃え、活躍を誓う。
読売巨人軍が主催する「ジャビットカップ」に加盟する東京都、川崎市の各少年野球連盟、ジャイアンツアカデミーからの推薦、同地区の一般公募で集まった270人の中から、200人が7月に行われた選考会に参加。麻生区少年野球連盟の推薦を受けた2人は、選考会に合格。16人のメンバーに選ばれた。
野球経験のある父親の影響で小1から野球を始めた天方さん。左投げ左打ちで、所属チームでは4番ファースト。バッティング、球際の強さがプレーの特徴だ。「最後まで勝負が分からない。諦めず試合できるところが好き」と野球の魅力を語る。今回の選出は「うれしかった」と笑顔で語り、ジャイアンツジュニアでは「背は一番小さい(153センチ)けど、通用している。みんなレベルが高いので練習が楽しい」と話す。
元木さんは、元ジャイアンツの選手で現在もコーチを務める大介さんの次男。父親と兄の影響で、幼稚園年中から野球を始めた。右投げ右打ちで、所属チームでは4番キャッチャー。「チームを盛り上げる声出しは、誰にも負けない」と自信を見せる。「父と同じユニフォームを着るのが目標だった。同じ背番号ももらえて興奮している」と声を弾ませる。「自分よりレベルが高くて負けていられない気持ちが強い」とジャイアンツの練習に刺激を受ける。
2人は5年生から麻生区の連合チームで一緒にプレー。自宅も近く、放課後に一緒に練習する仲だ。元木さんは「一緒に選考会に行き、そろって合格できてうれしかった」、天方さんも「同じチームでプレーできるのは心強い」と喜ぶ。今後の目標について天方さんは「みんなから尊敬されるように、いつも元気にプレーできるようになりたい」と話し、元木さんは「周りを驚かせるような根気強いプレーをしていきたい」と語る。
NPBジュニアトーナメントは12月27日から神宮球場と横浜ススタジアムで開催される。2人は「勝って日本一になりたい」と活躍を誓った。
麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|