小田急バス(株)(調布市、早川弘之社長)は、尻手黒川道路吹込交差点角に新百合ヶ丘営業所を新設し、10月16日から営業を開始した。同営業所は、町田営業所の機能をすべて移転。バスの車庫を有し、近隣エリアを走行するバス運行の新たな拠点となる。
新百合ヶ丘営業所は、かつてガソリンスタンドだった場所に新設。約1千平方メートルの敷地に、地上3階建て地下1階の社屋が建てられ、神奈川県内2カ所目の営業所となる。隣接する百合ヶ丘カントリー倶楽部の横には、1万9千平方メートルの敷地に、最大155台停車可能な車庫を設置。乗用車、軽自動車なども約70台停めることが可能だ。同営業所では、窓口業務として乗車券等の販売、忘れ物などの対応が行われる。10日には、近隣住民へのお披露目イベント「はじめましてマルシェ」が行われ、同社の各営業所から集まったラッピングバスの展示、射的やキッチンカーの出店なども行われ、多くの人でにぎわいを見せた。
地元住民は渋滞懸念
今回、同営業所の新設は、町田市野津田町にあった町田営業所の機能移転が目的。町田営業所から利用者の多い新百合ヶ丘駅までの回送車両の距離が長く、道路渋滞なども考慮し、近いエリアで探していたところ、ガソリンスタンド跡地で新設が決まったという。
現在、町田営業所で管轄していた98台の車庫となっており、同社によると、将来的に登戸営業所が管轄する新百合ヶ丘駅発着の車両の一部移設も検討しているという。
吹込交差点は渋滞することが多いため、地元住民からは、渋滞の悪化を懸念する声があがる。同社では「警備員を配置し、歩行者の安全に配慮しながら、連続して車庫に入れ、反対車線から出入りするように対策していきたい」と話している。
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