市立東柿生小学校(井上清一校長)の4年生が2月28日、福祉をテーマにしたイベントを同校で開催する。児童は「体験を通じて、『みんな平等』だということを地域の人にも知ってほしい」と呼び掛ける。
「東柿生やさしさ福祉会」と題し、会場の体育館を「やさしいまち」に見立てる。会場内では車いすや点字、パラスポーツのボッチャなどの体験会を行うほか、学んできた成果を壁新聞で披露。低学年や地域住民を招待する予定だ。後藤小春さんは「楽しみながら福祉を知ってほしい。そして助け合えるまちになったら」と語る。
4年生は総合的な学習の時間で福祉について学習。まちの中で見つけた点字や車いす体験、パラアスリートから聞いた話などをきっかけに「地域の人にも自分たちの経験を伝えたい」と考えるように。一年の集大成としてイベントを企画した。
開催に向け1カ月ほど前から、体験コーナーの担当やチラシづくりなど役割分担を決め、各チームのキャプテンを中心に準備を進めている。一人一台配布されているGIGA端末を使って、アンケート回答や意見交換も実施。9日の授業では、それぞれのチームの進捗確認、他チームからのアイデア出しが行われた。
イベントでは「障害」という言葉を使わず「みんな」と表現することにしている。窪田陽輝さんは「障害という言葉では区別や差別と感じてしまう人もいる。『個性』だと、学んだことを生かしたい」と思いを話す。日向琳香さんは「来てよかったと思えるよう、学年一丸となって準備を進めている」と意気込む。
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