川崎市は2023年度の予算案を今月発表し、麻生区の事業として、市制100周年と都市緑化フェアに向けて麻生区内の特徴を生かした取り組みを進めていく。身近に芸術・文化を楽しめるまちづくりの推進、市民活動の推進など、総額約10億円を計上している。
市は2024年に市制100周年を迎え、あわせて全国都市緑化かわさきフェアを開催。記念イヤーに向け、2023年度から市への愛着や機運醸成に向けての取り組みを各区で進めていく。
麻生区では、観光や農業、環境、スポーツの観点から関連事業に取り組む。区内の史跡を巡るイベントに加え、まちの歴史、環境が感じられるような場所でのスポーツ体験を企画。美化団体との協働で、区役所周辺花壇の整備も進める。麻生区の担当者は「麻生区ならではの緑や、まちの歴史を活用しながら、魅力を高める取り組みをしていきたい」と話している。
主な事業として挙げているのは9項目。「農と環境を活かしたまちづくり」では、企業や大学、市民活動団体と連携し、黒川地区や岡上地区の活性化に向けて取り組む。
「芸術・文化のまちづくり」では、「麻生音楽祭」「カフェ・グランデあさお」など市民が芸術・文化に参加し、触れる機会を創出。「高齢化への対応」では地域活動の担い手を発掘、育成し、住み慣れた地域で暮らし続けるよう取り組む。「子ども・子育て支援」では、近隣大学の専門性を活用した事業やイベントを実施する。
道路の維持補修には約4億4852万円、公園緑地・街路樹の維持管理には約1億961万円を盛り込んだ。
麻生区に関わる事業として、横浜市営地下鉄の延伸に向けた「新百合ヶ丘駅周辺地区の整備」に約5060万円、「柿生駅前南地区の再開発事業の推進」に約3450万円が計上されている。
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