区民記者が走る! vol.22 2023年 February 文人の足跡、其処此処(そこここ)に
麻生区の昔を調べていると、思いがけない文人の名に出くわすことがある。
たとえば、日本民俗学の創始者で、名著「遠野物語」で知られる柳田國男だ。1940年代の学会誌の連載には、王禅寺の集落や柿生、高石あたりを歩いた紀行文がある。当時は成城学園に住んでいた柳田。小田急線ですぐに来られる王禅寺や柿生は格好の散策路だった。民俗学の研究も忘れず、静かな農村だった王禅寺を訪れたくだりには、そのころの流行病除けの風習に目をとめた記述がある。能ヶ谷、鶴川など周辺の地名も出てきており、このあたりは碩学お気に入りの地域だったらしい。
一方、柿生というとしばしば登場するのが文芸評論で名高い河上徹太郎。戦後間もなく片平(現麻生区白鳥)に移り住み、近くの森で趣味の銃猟を楽しんだ。こうした文人たちをしのびつつ、ゆかりの地を歩くのも面白そうだ。
区民記者とは?
地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館やまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。
![]() 佐藤次郎記者
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