麻生区内の若手農家集団「畑から、台所へ。」は新百合ヶ丘エルミロードとコラボし、地産地消の取り組みを始めた。7月24日には地場野菜の即売会を行い、7月31日(月)から旬の地場野菜を使った期間限定メニューを提供する。同グループの井上広基代表は「地元の野菜をより多くの人に知ってもらう機会になれば」と期待を寄せる。
同グループは、区内の20代から40代の若手農家で結成。地元野菜や、その魅力を発信するためにイベントや商業施設への出店、SNSやユーチューブを使ったプロモーション活動などを行っている。
一方、新百合ヶ丘エルミロードは、定期的に実施している「しんゆりフェスティバル・マルシェ」で同グループのことを知り、その活動に共感。今年1月に地元の業者を集めて実施した「エルミマルシェ」で初めて連携した。今回、地産地消を考えるきっかけづくりの場になればと、コラボすることになった。
今回は、エルミロード内の蕎麦・居酒屋「つづらお」で、地場産の旬の野菜を使った限定メニューを7月31日から8月20日(日)まで提供。「麻生区野菜の天せいろ」や、肉厚のナスを揚げた「揚げ茄子おろし生姜」など4つのメニューが用意されるほか、グランドメニューで使用している野菜を一部、地場野菜に変更する。「普段仕入れている野菜よりも価格が安く、味が良い。トマトはしっかり甘みもあり酸味とのバランスが良い」と同店料理長は地場野菜の魅力を語る。
井上代表は「今年は暑く、梅雨時期に雨が少なかったので野菜づくりは厳しい。その中で、お薦めした旬の野菜の中から選んだもらった。我々の野菜で限定メニューを作ってもらうのは初めて。うれしいし、楽しみ」と期待を寄せる。
エルミロードの担当者は「今回の企画を通じ、お客様に地場野菜をより身近に感じてもらい、SDGsと密接に関係する『地産地消』を考えるきっかけになれば。1店舗だけだが、今回の経験を通して、来年度以降その数を増やしていきたい」と話した。
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