認知症当事者や、家族、支援者、住民が走ってタスキをつなぎ、ゴールを目指す認知症啓発イベント「RUN伴(とも)」。麻生区でこの活動を行う「RUN伴+あさお実行委員会」はこのほど、今年10月8日(日)に開催することを決定。コロナ禍で参加者が撮影した写真や車ステッカーで啓発活動を行ってきたが、4年ぶりに区内を走ることが決まった。
2018年に市内で行われたRUN伴の出発地点が麻生区になったことから、区内でも盛り上げようと姉妹イベントを開催。介護・福祉・医療関係の20事業所の協力を得てメッセージを掲示。翌年は、事業所に書いてもらったメッセージを実行委員が走って集める活動を行った。
1年休止した後、コロナ禍でもできることをと、応援メッセージを添えて、写真等を投稿する「はがき応援プロジェクト」を実施。車にオリジナルステッカーを貼りPRするなどの活動を行ってきた。
今年は、あさお区民まつり、しんゆりフェスティバル・マルシェが開催される10月8日に実施。「〜タスキでつなぐ〜しんゆりマルシェぐるりRUN」と題し、4年ぶりに走ることが決定した。
上麻生北第2公園をスタート、ゴール地点とし、新百合ヶ丘駅周辺約2・5キロのコースを走る。最後には、マルシェのステージでゴールイベントを行う予定だ。坂本隆実行委員長は「認知症の方も、そうでない方も、誰もが笑顔で自分で暮らせるまちをつくりたい。走ることでその思いをつないでいくのがこのイベント。それを多くの人に知ってもらいたい。全国の活動の一翼を担えれば」と思いを語る。参加希望者は【メール】runtomo.asao@gmail.comか、地域包括支援センター虹の里【電話】044・986・4088。
車ステッカー8月に販売会
当日は、マルシェで情報・PRブースも設け、区内の認知症関係のイベント情報や相談先なども発信する。
また今年も活動を応援するための車ステッカーを作成。開催に先立ち、ステッカーの販売会(1枚500円)を麻生市民館で開催する。日程は8月15日(火)午後3時から5時、28日(月)午前10時から正午。
坂本実行委員長は「毎年協賛が増え、いろいろな業種の方に参加してもらい、少しずつ活動が広がってきている。認知症当事者の方にも関わってもらい、区民にイベントや認知症のことを知ってもらう機会になれば」と期待を寄せる。
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