麻生区社会福祉協議会大研修室で7月28日、小学生を対象にした認知症を学ぶ講座が開かれ、4人の児童が参加した。
同講座は、7月22日から市内各所で開催している川崎市社会福祉協議会ボランティア活動振興センターが主催する「夏休み福祉・チャレンジボランティア体験学習(チャレボラ)」のプログラムの一つ。市内在住・在学の小学生から大学生を対象に、用意された44のプログラムの中から参加したいものを選んでボランティアを体験する企画だ。
同講座は、麻生地区東地区社協のメンバーと、認知症支援推進活動を行う「おれんじあさお」の倉石知恵美さんが講師を担当。認知症が脳の病気であることや、認知症の症状について解説した。脳の中にある見たり聞いたりしたことを覚えておく「記憶のツボ」をイメージしたボールを使ったゲームなどで認知症について学んだ。
倉石さんは「認知症の人は、自分が不安だったり、苦しんだりしている。優しく声を掛けたり、手を貸してあげてほしい」と子どもたちに呼び掛けた。
参加した児童は「ゲームを通して楽しく認知症のことが知れて良かった」「学校で習わないことを学べて良かった」と感想を話した。
同講座以外にも区内では、特別養護老人ホームで音楽を通じた高齢者との交流や、保育園でのボランティア体験、目の不自由な人の話を聞き、一緒にかぎ針で花を作る講座などが行われた。
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