5月の連休を中心に、2009年から新百合ヶ丘周辺で毎年開催されている総合芸術祭「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」。同実行委員会は11月15日(水)から、来年度の開催に向け、秘話や見どころを語る全6回のプレイベントを新百合トウェンティワンホールで開催する。
テーマは「生涯現役で活躍する文化・芸術の人々」。来年度の同芸術祭に携わり、川崎市、麻生区の文化を支え続けてきた88歳から101歳の6人を講師に招く。演目の見どころのほかにも、文化・芸術への思い、健康長寿の秘訣などを対談形式で講演する。
企画のきっかけのひとつとなったのは、7月に川崎市アートセンターで開催された、区内在住の歌人で2019年に文化功労者を受章した馬場あき子さん(95)のトークイベント。同芸術祭特別参与の北條秀衛さん(77)は「7月のイベント当日は施設から人が溢れるほど大盛況だった。これを見て文化人の話を聞く機会を求めている人が多いと実感した」と企画の経緯を説明する。「元気な講師陣のお話を聞いて、長寿のまちの皆さんに芸術文化をさらに好きになってほしい。この機会に興味をもって本祭も来てもらえれば」と話す。
日程、講師は次の通り。【1】11月15日(水)・小川信夫さん(劇作家)【2】12月6日(水)・斎藤文夫さん(川崎浮世絵ギャラリー名誉館長)【3】12月20日(水)・玉川祐子さん(曲師)【4】2024年1月17日(水)・菅原敬子さん(麻生区文化協会会長)【5】2月7日(水)・馬場あき子さん(歌人)【6】2月16日(金)・ふじたあさやさん(劇作家)。いずれも午前10時から11時30分。
受講料は全6回分で5000円。定員は先着150人。申込みは、往復はがきに郵便番号、住所、参加者氏名、電話番号、メールアドレスを記入の上、〒215―0004麻生区万福寺1の12の1クロスアベニューII8F「アルテリッカ事務局特別講座係」。11月10日(金)必着。問い合わせは同芸術祭事務局【電話】044・952・5024。
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