しんゆり親の会 Our Placeの代表を務める 鈴木 裕子(ひろこ)さん 上麻生在住 61歳
居場所つくり、支え合う
○…年々増加している不登校、引きこもりなどの子をもつ親同士で支え合う会の代表として、11月15日に麻生市民館で講演・相談会を主催する。参加した子育て講演会で親のあり方の重要性を学んだことをきっかけに、自身も麻生区で支援をするように。参加者同士で意見を共有し、新たな気付きができる場としての発展を目指す。「同じ悩みを持つ人を自分自身も助けているという事実がその人の支えになれば」と誠実に向き合う。
○…兵庫県出身。両親の仕事の都合で幼い頃から国内外を転々とした。現在の活動の根幹となっているのは、アメリカで過ごした高校時代の経験。人種ごとに分断していたクラスに馴染めず、自分の居場所を作ることの大切さを実感した。「言語の壁や文化の違いによって疎外感を感じた。気持ちが分かるからこそできる発信もある」と経験を力に変える。
○…音楽大学でピアノを専攻。結婚後には英語でピアノを教えていたことも。教会でパイプオルガンの演奏を行うなど、現在も音楽に親しむ。60歳の節目を迎え、新たに始めたのはテニスと卓球。笑い声をあげながら体を動かし、新百合ヶ丘での充実した生活を満喫する。「まさに第三の青春。毎日がすごく楽しい」と笑みをこぼす。
○…恵泉女子大学で英語の非常勤講師として20年間勤務。互いに認め合い協力できるよう、会話やポジティブなリアクションを重視した授業を行う。ファーストネームで呼び合うなど、フランクな関係性を築き、学生たちの笑顔や言葉、将来に向かっていく姿から刺激を受ける日々を送る。「勉強だけではないことも学べるのが大学。自分との違いも自然に受け入れられるようになってほしい」と教え子たちの未来に願いを込める。
|
|
|
|
|
|