「麻生100人カイギ」の実行委員長を務める 冨長 勇哉さん 白鳥在住 23歳
人とのつながり大事に
○…100人のゲストを招いて話を聞き、人と人をつなぐイベント「麻生100人カイギ」。発起人の一人であり、区民有志で立ち上げた実行委員会の実行委員長として、12月10日の初開催に向け奔走してきた。「つながりづくりのきっかけの場になれば。そこから新たな活動や思いが生まれてほしい」。4人のゲストを迎えた第1回には45人が参加。第一歩を踏み出し、企画への思いをより強く抱いた。
○…生まれも育ちも麻生区。大学入学後、コロナ禍に見舞われた。授業はオンラインで、人と話すのはアルバイトのときだけ。何かできないかと考えていた際に、白鳥中学時代に昼休み合唱団で一緒だった同級生に声を掛けられ、多摩区ソーシャルデザインセンター(SDC)が企画した合唱イベントに参加。子ども食堂を展開するNPO法人の活動に携わるようにもなった。「自分が育った麻生区で何かしたい」。そこで誘われたのが、あさお希望のシナリオプロジェクトだった。
○…同プロジェクトは、団体・企業、資源・活動をつなぐコーディネート機能などを持つ組織「SDC」の設立に向け活動する。活動する中で学んだこと。それは、「人とのつながり」だった。「いろいろな人に支えてもらって今がある。100人カイギもそう。麻生区を楽しくしたい」
○…子どもや、人にものを教えるのが好きだった。子ども食堂などに携わる中で決めたのが教員の道。現在、編入した大学で教職課程を履修中。目指すは、一人でも多くの子どもに楽しいと思ってもらえる環境をつくることができる教師だ。「今までお世話になった人たちや、より多くの人の役に立てるようになりたい」。地域への思い、人への思いを胸に、夢に向かって走り続ける。
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