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麻生区版 公開:2024年1月12日 エリアトップへ

落語家で「やまゆり寄席」など多くのイベントに出演する 初音家 左橋さん(本名:鈴木宏和) 市内在住 68歳

公開:2024年1月12日

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初音家 左橋さん(本名:鈴木宏和)

日々を楽しみ「笑い」磨く

 ○…今月6日に行われた毎年恒例の「新春やまゆり寄席」に出演し15年。落語家人生で覚えた200近い古典作品の中から『時そば』と『幾代餅』を披露し、来場客に笑いを届けた。新たな作品に挑戦するなど常に研鑽に努める中でも、得意とするのは、商家を舞台にしたお店もの。「大旦那や小僧など人物像がはっきりしていて演じやすい」と自信をのぞかせる。昨年は川崎市文化賞を受賞し、市内の各会場で寄席を行うなど、落語文化の発展に寄与する。

 ○…友人の勧めで大学で落語研究会に所属。元々興味はなかったものの、3年生の時にプロの技を目の当たりにし、のめり込んでいった。人前で話すことが好きだったことから教職課程も履修したが、占い師の助言で現在の道へ。憧れの師匠に入門し、二ツ目、真打と順調に昇進してきた。「苦労を苦労と思わず楽しんできた。真面目なだけでは務まらない仕事かも」と笑顔で振り返る。

 ○…2年前から共に暮らす2匹の保護猫の世話が日々の楽しみ。マイペースに生きる姿に癒される毎日を送る。幼い頃から得意とするのは、テレビを見て始めたウグイスなどの動物ものまね。「足を運んでくれた人を笑わせないといけない仕事。どんな人にもすぐに伝わる武器のひとつです」と力を込める。

 ○…司会業や講演会への登壇のほか、俳優として数々のテレビドラマに出演してきた。「それでも一番自分らしいのは落語。どう人物を掘り下げ、理解していくか。歳を重ね、変化していくのが面白い」と真剣な表情を見せる。噺家は監督であり、脚本家であり、演者でもある。今月20日に行われるしんゆり寄席など、体のメンテナンスを怠らず今年も舞台に上がり続ける。一席一席を大切に生涯現役を目指す。

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