1月27日に漫画『柿生タヌキ事情』の新刊が発売になる漫画家の まほろんさん(本名:金田真保) 片平在住 33歳
漫画で柿生を聖地に
○…柿生を「愛のある風刺」で紹介した漫画『柿生タヌキ事情』の第2巻が1月27日に電子書籍で発売されることが決まった。第1巻の発売から約2年。地域情報サイトや、SNSで発信してきた作品に加え、未公開のおまけページも収録する。同じ大学に通う学生4人の視点で、柿生や新百合ヶ丘、多摩エリアを紹介。「柿生はアイデアの種が満載。でも、それを形にするのが大変。地元の人に笑ってもらえたら」と笑顔で語る。
○…兵庫県宝塚市の出身。高校生のときに、学年で公演した『アンネの日記』で役をもらってから演技に興味を持った。表現することが楽しく、絵を描くために美大に進学。漫画好きだったこともあり、声優を志望し、卒業後に上京した。養成所に通いながら、ドラマCDなどに出演。声優の生活を見つめ直した時期に「書きたい話があった」と、得意の絵で漫画を描くことを決意した。
○…その漫画がSNSで話題になり、電子書籍でも発売されるように。「『読んだよ』と言ってもらえるとうれしい」。役になりきって表現することは、声優も漫画も同じ。描くキャラクターになりきって、言葉を落とし込んでいく。「今までやってきた時間が今に生きている」。今では、漫画が自分の存在を表現する手段であり、自身の血となっている。
○…日々のリフレッシュは、演技を習うワークショップに通い、役を演じること。昨秋開催された「柿まつり」でイラストを描くワークショップを開いたほか、珍百景を描くイベントを開催するなど地域との交流も深めている。夢は、自身の作品がアニメ化され、声優として出演すること。「柿生が聖地になり、観光地化されるとうれしい」。今後も愛を持って地元を描き続ける。
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