投げられた福豆に手を伸ばす来場者
武州柿生琴平神社の節分祭が２月３日、同神社で行われ、約１３００人の地域住民が来場した。
神社関係者のほか、事前に申込みをした辰年生まれの年男、年女30人が、境内にある琴平会館の上から、炒った大豆を袋に詰めた「福豆」３千袋や福餅８００個、福銭や福菓子などを会場にまいた。
「鬼は外、福は内」の掛け声の中、参加者は袋やかご、箱を頭の上に掲げながら、投げられた豆や餅を手にした。年男として福豆を投げた田口慶太さん（王禅寺中央小５年）は「お母さんに向けて投げた。人が多くて他の人に渡ってしまったのは悔しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。
会場内では、鬼の衣装をまとった関係者や、柿生発のご当地ヒーロー・カキライザーと記念写真を撮る来場者の姿も見られ、にぎわいを見せた。
同神社の志村幸男宮司は「コロナが５類に移行してから初めての開催。元気な声が聞けてうれしい。福豆と共に多くの『福』をお授けできた」と顔をほころばせた。
続けて、元旦に発生した能登半島地震に触れながら「被災地のいち早い復興、皆様の無病息災、家内安全も祈願している。それぞれにとって良い年になるように」と思いを語った。
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