多摩大学(多摩市)と小田急不動産(株)(渋谷区)が企画・運営を手掛ける「マチカドこども大学」の体験会が3月30日(土)、新百合ヶ丘エルミロード1階吹き抜け広場で開催される。産学が連携し、子どもたちに新たな学びの楽しさを体験してもらう同企画。小田急不動産の担当者は「今後は、地域の個人事業主やいろいろな経験がある方を講師に、さまざまな分野で子どもたちに学びの場を提供したい」と抱負を語る。
今回、会場でワークショップとして体験できるのは、ロボットハンドや、VRプラネタリウム、AIChat、メタバース石垣島アスレチックなどで、多摩大学の教授陣が講師を担当。午前11時からと、午後2時からは「ルールってなんで必要なの?〜ルール学〜」と題した公開講座を実施。身近なところにどのようなルールがあるのか、ルールはどのように生まれるのかなどを、同大学の樋笠尭士氏が解説する。
体験会は午前10時から午後4時まで。予約不要で参加無料。詳細は、公式ウェブサイト。
地域住民らも講師に
同企画は、小田急不動産が手掛ける栗平駅前の「カフェ&スペースL.D.K.」を会場に、同社と多摩大学が連携して昨年4月からスタート。算数・国語・理科・社会といった科目にとらわれず、子どもたちの「なぜ?」という好奇心を見つけ、「もっと知りたい」という探求心を掘り起こしながら、新たな学びの楽しさを体験してもらうことを目的としている。多摩大学の教授や学生、地域企業の社員が講師を務め、英語遊び、自動運転学、郵便学といった講座を通年で開講。区内の子どもたちを中心に85人が受講、延べ406人が参加した。
2024年度も開校する予定で、今回、より多くの人にこの企画を知ってもらおうと体験会を実施。小田急不動産の担当者は「参加した子どもたち、保護者からの評価が良かった」と初めて開校した23年度の手応えを語る。24年度について「麻生区にも後援してもらっている。地域には、個人事業主やさまざま分野で経験をした方たちがいる。そうした方々を講師に迎え、産官学民で地域の子どもたちに新しい学びの場を提供していきたい。今回の体験に来てほしい」と話している。
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