格差解消訴える 川崎地域連合 メーデーで
川崎地域連合の「第84回メーデー川崎地区大会」が先月27日、川崎球場(川崎区富士見)で開催され、労働組合60団体7800人(主催者発表)が参加した。勤労者と市民の結集を呼びかけたメーンスローガンの下、働きやすく住みよい街かわさきの実現と東日本大震災からの復興と再生にむけた支援を訴えた。
式典であいさつに立った安部輝実実行委員長は、「アベノミクス(効果)が実体経済に波及していない。今後、物価の値上がりでさらに厳しくなる」と強調。地方公務員の給与カットについても「地方分権に逆行する」と述べ、勤労者、生活者の立場から雇用の安定や最低賃金の大幅の値上げなどを求めていくと語った。
採択されたメーデー宣言では、NPO(特定非営利団体)や市民団体など、志を同じくする仲間との連帯でSTOP!THE格差社会!暮らしの底上げを果し「働くことを軸とする安心社会」を実現することが読み上げられた。
式典に先立ち、デモ行進が行われ、1000人(主催者発表)が参加した。川崎市役所から川崎駅東口を経由して川崎球場までのおよそ40分間、労働環境の改善などを訴える横断幕やプラカードを持ちながら歩いた。
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