川崎市の文化、芸術、地域社会、市民福祉やスポーツなどの各分野において、向上や発展に尽力した個人や団体に贈られる川崎市文化賞などが18日に発表された。区内からは上麻生在住で、ごみ減量などを普及啓発してきた飯田和子さんが社会功労賞に、約45年間、柔道を通じて青少年育成を行ってきた柿生青少年柔道会がスポーツ賞に輝いた。
飯田さんは元川崎ごみを考える市民連絡会の代表として、長年ごみのリサイクルや減量などの普及啓発を先駆的に推進してきた。また、ニュースレターや冊子の発行などを市民活動として行い、中でも「川崎発ごみを出さない燃やさない市民プラン」を策定し提示するなど、市民活動から行政や社会の動きを作り出したことが評価された。飯田さんはこれまで、国務大臣内閣府特命担当大臣賞(リデュース・リユース・リサイクル推進功労者)や川崎市環境功労者賞、環境省地域環境保全功労者賞などを受賞している。
飯田さんは「大きな賞をいただき驚いている。川崎ごみを考える市民連絡会のみなさんへの賞と考え、喜んでいます。今後もごみや自然エネルギーに関心を持ち続けたい」と話した。
一方、柿生青少年柔道会は小・中学生を中心とした青少年健全育成やスポーツ振興を目的とし、1968年の発足以来活動を続けてきた。指導者は全員ボランティア。ほかにも、多摩川河川敷や町内会の美化活動など地域活動にも積極的に参加し、地域の活性化にも貢献してきたことが評価された。これまで、体育協会日本スポーツ少年団表彰や文部科学大臣表彰(生涯スポーツ優良団体)を受けている。
同会の松澤彰会長は「私だけではなく役員、父兄などお互いに助け合って、心ひとつにここまできた。これからも、立派な人間として健康でたくましい青少年を育てていきたい」と語った。
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