語り継がれる銘木 弘法の松 昨年に植え替え
百合丘2丁目にある「弘法松公園」の松は昨年3月、「松食い虫」の被害で枯れ、植え替えられた。
「弘法の松」は、かつて弘法大師がこの地を訪れ、寺を建立する代わりに松を植えたという言い伝えとともに語り継がれてきた。1956年までは、現在の弘法松公園の一画に存在し、樹齢100年を超える黒松の銘木として神奈川県の天然記念物に指定されていた。
しかし、その同年に発生した火の不始末による火災で燃え枯れ、切り株の一部を残すのみとなった。郷土の伝承を後世に伝えようと1962年に、新たな松が植えられたという。
松は数回の植え替えの後、2003年に植えられたものが10m以上成長し、弘法大師と麻生区の繋がりを今に伝える「一本松」として近隣住民から親しまれていた。
昨年植え替えられた松は、まだ見映えするほどの大きさにはなっていないが、順調に成長しているという。
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