統一地方選挙川崎市議選と神奈川県議選が4月12日投開票され、麻生区市議選(定数7)は民主・雨笠裕治氏(56)が、県議選(定数2)は無所属・相原高広氏(51)が前回同様トップでそれぞれの選挙戦を制した。
現職市議は議席確保自民新人が初当選
10人の候補者によって争われた市議選。地下鉄延伸の早期実現を訴え続けた雨笠氏は、トップ当選を祝う万歳の歓声の中「選挙戦を通じて廃墟のような空き家の多さや団地の老朽化に驚いた。政策を地下鉄の延伸によるまちづくりに絞った中で頂いた1万票以上は区民の意思だと感じている」と振り返った。
現職全員が順当に当選した今回の市議選で躍進したのは共産・勝又光江氏(61)。前回から2千票以上上乗せして3番目の得票数となる7838票を集めた。一方、前回みんなの党から初出馬した月本琢也氏(36)は今回無所属となり、前回から票数を大幅に落としたが何とか議席を死守した。
新人3人と前職1人の中で当選を果たしたのが自民・老沼純氏(36)。唯一の新人市議となる老沼氏は「今回の支援に応えられるよう、地域のために頑張っていきたい」と抱負を語った。
実績強調の相原氏と刷新訴えた石川氏に軍配
今回、16年ぶりに自民党が公認候補を擁立させるなど注目が集まった麻生区の県議選。「相手候補が2人とも新人ということあり、想像以上に苦戦した」と振り返る相原氏が、4年間取り組んできた実績を強調しトップ当選。県政刷新を訴えた民主・石川裕憲氏(46)と文化と行政を繋ぐ役割の必要性を訴えた自民・赤木舞氏(38)の戦いは6千票以上の差をつけて石川氏が初当選を果たした。石川氏は「2万1千票もの支援に応えるべく頑張りたい」と支援者らに抱負を語った。
麻生区の投票率は市議選44・75%、県議選44・59%。どちらも前回の選挙から約3・5ポイントの減少となったが、川崎市内では最も高い投票率となった。
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