2月16日付で、女性として初の県宅建協会第9代事務局長に就任した 佐々木 由佳さん 川崎市在住 48歳
実直な姿勢で会の支柱に
○…平成9年に入職以来、運営管理、宅建業者の開業支援、そして宅建試験の受託など総務畑を中心に歩み、20年以上の月日を協会のさらなる成長のために捧げてきた。「まさかこんなに長く勤められるとは」と自身も驚きを持って振り返るが、実直な姿勢が認められ今回事務局長に。大役抜擢を受け、周囲の協力を得ながら肩肘張らずに業務に臨む構えだ。
○…川崎市出身。「聞き分けが良く、裏表がない」性格の子どもだった。高校まではピアノをたしなみ、大学ではサークル、バイトに精を出した。友達の困り事を引き受けては丁寧にこなすなど周りから「真面目で面倒見が良い」と評されることが多く、縁の下の力持ちのような振る舞いから「総務に向いていたのかも」と自任する。やりがいを感じるのは職員と立てた計画が成果として表れたとき。そうしたマネジメント力への期待も大きい。
○…体を動かすのが好きで、実妹からの誘いで始めた登山はキャリア10年以上。最近は八ヶ岳などに赴いた。一人で出かけ山小屋で夜を明かすこともあり、いつしかコンロを持参し、山中で温かい食事を摂るのが楽しみになった。登頂したときの達成感が、また次の登山への意欲をかき立てる。自身にとって最高の気分転換にもなっている。
○…今後について、まずは宅建業法に基づく諸事業の促進、継続に加え、消費者保護と会員支援につながる各種事業の強化が「最初の使命」と言明。男性会員が多い中、全体の15%とされる女性会員の増強も課題に挙げる。若い職員のアイデアも柔軟に取り入れながら課題を解決し、協会の支柱となって運営を一層盛り上げていく。「女性ならではの求められ方があると思うし、それに応えたい」。柔らかい口調からは凛とした意志ものぞかせた。
|
|
|
|
|
|