7月に恩廻公園調節池の見学会を行う「CCあさお」代表の 辻村 一男さん 王禅寺西在住 77歳
定年後地域の仲間と共に
○…地域で地球温暖化対策を推進する「CCあさお」の代表を2012年から務める。7月末には夏休みの自由研究講座として恩廻公園調節池の見学会を開催。「子どものうちに環境のことを学び、10年後、20年後に『あの頃勉強したな』と振り返ってもらい将来のプラスになれば」と次世代の環境意識に目を向ける。
○…東京の牛込生まれ。中高はバレーボール部で、学生時代は「副リーダーになって補佐したり、人についていく」タイプ。大学卒業後はIT関係のプログラマーとして定年まで働いた。退職後、地域セミナーに参加すると麻生区民同士でつながりができるように。仲間と何か活動したいと思うようになった頃、以前から気になっていた環境問題に心が動いた。市主催の「環境リーダー養成講座」を受講し、これをきっかけに、麻生区内で10年以上、環境問題の啓発に取り組んでいる。
○…麻生区には新百合ヶ丘駅ができる前から住む。引っ越してきたばかりの40年以上前、新しく駅ができるという噂に「周囲は山ばっかりで、本当にできるの?と思った」と笑う。写真や合唱などの地域団体にも所属し、活動しない日はないほどアクティブな日々を送る。地元の飲み仲間もでき「現役のときは近所で飲むことが恥ずかしかったのに、今じゃ『飲もうよ』って人を集めている」。そう話す表情は楽しげだ。
○…CCあさおには省エネ、ごみ問題、エコクッキングなど多方面で環境問題に対して活躍するメンバーが集まる。「いろいろな人と付き合いがあるおかげで、話題が複数になるのは嬉しい」。麻生区の特色は緑豊かなところと思うだけに、住宅地が増えて緑が少なくなっていくことに寂しさを感じる。今後は「緑の豊富さを上手く活動で引っ張り出していきたい」。
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