麻生区役所中庭で玉縄桜(たまなわざくら)が満開を迎えた。
玉縄桜は、神奈川県立フラワーセンター大船植物園(鎌倉市)で誕生。1969年、同園でソメイヨシノから得られた種子をまき、発芽した苗木から選抜育成した品種。1990年に品種登録された。名前は、同園の近くに戦国時代に「玉縄城」があったことに由来する。
麻生区役所には市民が寄贈した縁で植えられた。
玉縄桜は早咲きの品種で、見ごろは2月から3月。24日には、区役所や市民館、図書館に訪れた人々が、玉縄桜をカメラにおさめたり、木の近くのベンチに座って昼食をとるなど、ひと足早く花見を楽しんでいた。
近くには河津桜も咲き始めており、区職員は「両方の桜を見てもらえれば」と話している。
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