今年度から麻生多摩美の森の会の会長を務める 田中 肇さん 高石在住 53歳
発見する楽しさ発信
○…入会して3年目。「活動歴も浅く、会長に選ばれ正直びっくり。コロナ禍もあり、思い通りに活動できていないが、身の丈に合った活動を確実に進めたい」と今春、会長に就任した。会員は40人ほど。高齢化が進むのも課題の一つ。麻生区民健康の森などで自然活動を続ける。
○…大阪生まれ。小学3年生の時に麻生区へ。百合丘小、西生田中で学んだ。「裏方的な存在だったかな。人と話すのも好きじゃなかったし」と振り返る。高校生のときにカメラを買ってもらい写真に熱中。写真同好会に入り、「現像も自分たちでやってね。楽しかったな」。大学卒業後、コンピューター関係の会社へ。工場勤務を望んでいたが、営業部に配属。「話すことが苦手だからね。最初は『こんにちは…』とあいさつするところからシナリオを作って、お客さんのところに行ったよ」。営業職を30年以上。「まずは3年間頑張ろうと思い、それが今につながった感じかな」という。
○…地元の情報紙で区内の自然活動のことを知る。「自然の中で活動してみたくて」と参加。ただ通うのに徒歩で1時間以上かかり、今の団体を紹介してもらった。「作業の方法や運営なども教えてもらったけど、遠くてね。教えてもらったことは今でも感謝している」。活動するたびに新たな発見がある。「汗びっしょりになって、大変だけど、知らないことを教えてもらったり、気づいたりすると楽しくて」と笑う。
○…「地元に残る自然の魅力を広めたい」。公園内の遊歩道を通る人は多数。いつもの場所も、見方を変えれば魅力満載だという。「気づいてもらえるように整備して、多くの人に自然の素晴らしさを知ってもらいたい」。それが目標だ。
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