川崎市は先月、等々力緑地の再編整備・運営等事業の契約を川崎とどろきパーク(株)(小井陽介代表)と結んだ。今後は同社が等々力緑地の運営を担い、陸上競技場の球技専用スタジアム化やアリーナの建て替えなどの再整備を実施する。
市は昨年2月、再編整備実施計画を改定。民間資金の活用により公共施設等の整備を進めるPFI法に基づき、同事業を進めている。川崎とどろきパーク(株)は、東急や富士通、川崎フロンターレなど9社が出資し設立。緑地の再編整備と管理運営を一体的に担う。
笑顔あふれる公園に
4月4日に市役所で行われた市長記者会見には小井代表も出席。「最高のスポーツとつながる」「まちのつながりを育てる」などを掲げた公園全体の将来計画について説明した。スタンドとフィールドの距離を縮め臨場感あふれる観戦環境を作る球技専用スタジアム、スポーツやコンサートなどイベントに応じて転換可能な新アリーナの計画にも触れ、「日本一笑顔があふれる公園を目指す」と語った。福田紀彦市長は「首都圏でも有数のポテンシャルを持つ公園。民間ならではの視点や柔軟な発想で、スポーツを中心に人とまちが元気になり、誰もが心地よく過ごせる緑地の実現に向け、官民連携で進めたい」と話した。
今年度から設計・環境影響評価手続きなどを行い、26年度前後に整備工事に着手。完成施設から段階的に供用を開始し、29年度末の工事完成を予定している。
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