障害者と介護者の現状を伝える音楽劇『海老満月』、ALS(筋委縮性側索硬化症)などの当事者の話を通じて、障害者の現状を学ぶイベントが8月23日、麻生区役所で開催され、午前、午後の部でそれぞれ約20人が参加した。
午後の部では、当事者の小田瞳さんが登壇し、自身の生活や取り組みについて紹介した。小田さんは、外出が困難な人でも遠隔操作を通じて遠方での活動を可能にする分身ロボットの操縦士としても活動。「外出ができなくても社会とのつながりを大切にできるように」と思いを語った。
講演後は「当事者といるときに地震が起こったら」というテーマで談論を実施。「その場で声かけをし合い、情報共有する」「呼吸器や車いすの動力になる電気の有無を確認する」など、参加者全員が意見を交わした。
企画運営をしたアヤアーツカンパニーの林佳世子さんは「思いや問題点は立場によって異なる。解決方法など共有できて有意義な時間だった」と手応えを語った。
同イベントは重度障害者当事者のための介助者を増やす活動や、支援を行うNPO法人「境を越えて」が共催した。
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