柿生中央商店会が主催する「第25回禅師丸柿まつり」が10月14日、柿生駅南口広場で開催され、子どもから大人まで多くの地域住民が訪れた。
日本最古の甘柿とされ、「柿生」の地名の由来ともいわれる禅師丸柿の収穫時期に合わせて、柿生地区の住民の交流、地域振興を目的に開催されている同まつり。3年ぶりの実施となった昨年の盛り上がりを越えようと、6月頃から準備を進めてきた。
当日は、キッチンカーや金魚すくい、今年新たに設けられたアルパカとのふれあいコーナーなど、多岐にわたる出店を企画。ほかにも、柿を使ったスイーツや料理の販売、禅師丸柿の即売会など、柿にちなんだブースも用意され、にぎわいを見せた。
第1回から開催されている恒例の柿の皮むき大会も行われ、集まった15人が、制限時間内に切らずにむけた皮の長さを競い合った。参加者の半数以上が初めて皮むきを行ったという中で、唯一1メートルを超え、104センチを記録した女性が優勝。賞状、メダルのほかに、来年の大会のシード権を獲得した。
ステージではさらに、積み上げた柿の数を競う柿タワー大会やチアダンス、アニソンものまね大会、柿生中学校吹奏楽部による演奏など、さまざまなパフォーマンスが披露され、会場の参加者たちを沸かせた。
今年初めてまつりに訪れたという区内在住の舩山宜子さんは「こんなに多くの世代が競い合えたり楽しめるイベントはなかなかない。柿生らしさが出ていて、ローカル愛が強く感じられた」と盛況ぶりに驚きを見せた。
同実行委員長の鈴木絢子さんは「商店会の若い力を中心に協力し合い、見どころの多いまつりになった。世代問わず多くの人に楽しんでもらえた」と喜びを語った。
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