柿生・岡上に伝わる民話を若い世代に残そうと、区民有志で制作に取り組んでいた紙芝居が1月12日に完成した。
完成した紙芝居は、『カッパの平六』『禅寺丸柿と将軍の鷹狩り』『養蚕のはじめ』の3作品。それぞれB4判で3枚から5枚、読むと3分から5分半になるという。
今回の取り組みは、麻生市民館岡上分館の市民エンパワーメント研修として、昨年11月から始まった。全5回の講座の中で、民話がどのように語り継がれてきたのか、地域と民話の関係性などを学習。「昔ばなしを語ろう会・かわさき」のメンバーの協力を得ながら、柿生・岡上に伝わる民話の中から「かっぱ」「柿」「養蚕」をテーマに、参加した12人でストーリーや絵などを考え、完成させた。
参加者からは「民話があるところで育っていなかったので、昔から民話がある地域で生活できる幸せを感じ、その民話を勉強できて楽しかった」「時間が少なくて大変だった。皆さんと意見を出し合って絵を作っていった時間が楽しかった」といった感想が挙がった。
完成した紙芝居は、3月24日(日)に開催される「岡上ふれあいまつり」で披露を予定しているほか、読み聞かせや地域のイベントでの活用、3作をセットにして麻生図書館への寄贈を予定しているという。同分館の担当者は「受講者同士の学びもあり、協力して取り組んでもらえた。時間が足りないという反省などを生かして今後も講座を開いていきたい」と今後の展望を語った。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|