市民意見をもとに、令和6年度中に 市政報告 新百合ヶ丘まちづくり方針策定へ みらい川崎市議団 あまがさ裕治
令和6年市議会定例会の予算審査特別委員会で横浜市高速鉄道3号線の延伸事業による新百合ヶ丘駅周辺のまちづくりについて質問しました。
同地区の周辺再開発の方向性を考えるときに外せない重要施策が駅周辺の交通混雑の解消です。昨年12月の麻生区の予算要望の際には、市長に改めて駅周辺の混雑解消への抜本的な取り組みを要望し、市長は市政方針で「交通量の増加等の課題を踏まえ、駅周辺の渋滞緩和に向けて早急な取り組みを進める」と明確に示されました。今委員会で、市長は「駅周辺は低未利用地等の土地利用転換の動向等を適切に捉えながら、戦略的に民間活力を生かしたまちづくりを進めることが重要」「交通環境改善をはじめハード、ソフト両面から本市の広域拠点に相応しいにぎわいのあるまちづくりを着実に進めたい」と考え方を示しました。
延伸の促進に重要なファクターが、令和6年度に示される整備開発保全の方針と新百合ヶ丘駅周辺まちづくり方針の策定です。進捗状況について、市は「今月には見直し素案を議会に報告し公表する予定。今後、説明会や縦覧、公聴会を実施していく」とし、「まちの将来像として土地利用や交通体系について具体的に示す当該地区のまちづくり方針案を本年秋頃にお示しし、パブリックコメント実施後、令和6年度内に策定していく」と答弁がありました。
行政計画策定に欠かせない市民意見の聴取について、今後は「4月頃をめどに駅周辺にお住いの方々等へのアンケート調査や、区役所と連携した意見募集の機会の創出など様々な機会で市民の皆様からの意見を伺っていきたい」としています。
関係地権者と継続的に実施してきた意見交換では「『広域拠点にふさわしい都市機能の集積』『都市基盤が脆弱な駅北口エリアにおける交通環境の改善』等のご意見をいただいています」と市は言います。
市関係部局で総力をあげて取り組む組織の必要性を求め、藤倉副市長から「これまでのご意見を踏まえ、庁内横断的な検討会議をスタートさせる」と答弁があり、会議を新設の専任部署にしていくことも対応していくこととなりました。
今月発行の麻生通信で皆様のご意見を伺いたいと思います。
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