川崎新都心街づくり財団が監修し、同財団特別顧問の平本一雄さん(79)が文・絵を手掛けた絵本『丘のまちの物語〜知っておきたい麻生の歴史』がこのほど完成した。
同絵本は、同財団が監修、平本さんが編著を手掛け、麻生区の歴史や郊外社会の実態、今後などについてまとめた書籍『持続する郊外〜住民主導のアーバニズム〜』の中から、第3章「麻生地域の来し方」と題した麻生区の歴史部分を絵本としてまとめたもの。絵が中心の小学生低学年向けページと、文章による高学年向けの解説ページの2部構成で、全32ページ。
平本さんは「麻生区は人口の多くが他地域からの転入者で構成されている。過去から現在の歴史を伝えることで、子どもたちが地域独自の魅力を知り、誇りを持ち、住み続けたいという気持ちを持ってほしかった」と思いを語る。制作にあたり、平本さんが区内の特徴ある建物や、古くから生息している動植物などをところどころに描き、子どもたちに親近感を覚えてもらう内容に仕上げたという。
「今後は、市内全小学校の新5年生、全教員、図書室などに寄贈を予定している」と平本さん。4月7日以降に全国の大型書店で販売される。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|