県自動車整備振興会と県自動車整備商工組合の川崎中央支部長に就任した 大村 澄夫さん 幸区鹿島田在住 68歳
”車一筋”の職人気質
○…自動車整備士の教育育成を図る整備振興会と車の機械や部品を扱う商工組合、あわせて150名超が加盟する川崎中央ブロックの支部長に就任した。人望厚く”全会一致”の指名も「5期10年務めた前支部長の後は荷が重い」と躊躇したが、「1期ならできるかなと。やるからには責任もって、心強い役員とともに地域のため業界発展のため全力で頑張る」と決意を語る。
○…今、自動車業界は変りつつあるという。その一つは、ハイブリッド車や電気自動車など新機種の登場だ。「この時代に合わせて、機械の導入や技術の習得など新たな対応が求められている」と、会員にも呼びかけている最中だ。「まずこの課題を克服し、地域の方のご要望に応えていけるよう、会員の能力を伸ばす講習会なども増やしていきたい」。その眼差しは熱い。
○…富山県下新川郡生まれ。「昔から自動車やバイクが好きだったから」と、高校卒業後に上京しカーディーラーに就職。車に関する資格や技術を身につけると、23歳の時に仲間3人で起業した。それから僅か3年後に独立し、新城に現「新村自動車工業」を立ち上げた。「気付けばこの道50年。自分には車しかないし、他に何もできないですから」と笑う根っからの職人気質だが、「整備士ならば自動車は扱えて当たり前。それ以上にお客様に笑顔になってもらうことが大事」と、社員には挨拶や礼儀を重んじさせる。「全ては人と人の繋がり。サービス業の基本ですからね」
○…電車も好きで各駅停車に乗って旅行することが趣味の一つ。「北海道まで行って、ゆっくり道内も周ってみたい」との夢もあるが今はおあずけ。警察と連携した年間行事も数多く、車両の街頭検査や安全運転の広報なども行っている。「渋滞の原因にもなる車の故障は、定期的な整備や点検で防げる」と市民にも呼びかける。安心安全な車社会に向け、目の前の仕事に全身全霊を注ぐつもりだ。
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4月18日
4月11日