歌で振り込め防止を 川崎署副署長が作詞
増加し続けている振り込め詐欺被害を、歌で防止しようと、小平博川崎警察署副署長が、CMの楽曲にのせた替え歌『振り込まないで』を作詞した。今月下旬から県警主催のイベントや川崎駅周辺の大型商業施設で流す。
神奈川県警によると、9月15日現在、今年1月からの振り込め詐欺被害は651件で被害額は約14億1千万円にのぼる。川崎市内でも1月から同日現在まで94件の被害が発生している。
小平副署長は、歌にのせて振り込め詐欺の手口や防止方法を地域住民に知ってもらおうと、7月から構想を練り、今月上旬に完成させた。
楽曲は、振り込め詐欺の被害が多い50代以上の人が覚えやすいよう配慮。各所からの許可を得て70年代に流行した大手メーカーのシャンプーのブランドCMソングにのせた替え歌となった。
1番では「お金と聞いたら 鬼になって」と被害にあわないための心構えを説き、2番から4番までがキャッシュカードをだましとる手口をはじめとした具体的な詐欺の方法を紹介。5番では家族との連絡を定期的にとるよう促す。
今月28日に初披露
歌は今月28日(水)にJR川崎駅東口で実施される「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」で歌手の宮下敏子さんとキーボード演奏者の渡部泰介さんがユニット「ふりこまナイツ」を結成して披露。10月16日には神奈川県警の振り込め詐欺撲滅キャンペーンでも曲を流するほか、さいか屋やアゼリア、BE内での放送も決定している。
小平副署長は「なじみのあるメロディーで詐欺防止をしていきたい」と話し、詐欺防止の効果を期待している。
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4月18日
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