戦時中の女学生に 「卒業証書お渡しします」 市立川崎高で来月6日(木)に集い
戦中・戦後の混乱期に卒業(修了)を迎えた旧川崎市立川崎高等女学校の学生に卒業証書を渡そうと、川崎市立川崎高校創立100周年記念事業実行委員会(田中威委員長)が来月6日(木)午前11時30分から卒業の集いを開催する。同校では当時の学生の参加を広く呼びかけている。
川崎市立川崎高等女学校は、市立川崎高校の前身。
今年度、創立100周年を迎える同校では、実行委員会を設立。過去の歴史を振り返る過程で太平洋戦争後期に疎開や空襲などで卒業証書を受け取ることができなかったり、焼失した学生がいたことを突き止めた。これを受け、実行委員会は昭和19年・20年・21年の卒業生を対象とした卒業の集いを記念事業の一環として開催し、「卒業証書を渡す会」を実施することを決めた。
9月26日現在、当時の卒業生350人に参加を呼びかけたところ、47人が卒業証書の受け取りを希望し、このうち20人が当日出席する。同校では引き続き参加を呼びかけている。
集いではハーモニカバンド演奏会や懇親会などが企画されている。申し込みや詳細は同校(【電話】044・244・4981)まで。
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