災害弱者の対応どう考える 13日、高津区でシンポジウム
3月11日、人々はどう行動し、どんな避難生活を過ごしてきたのか――。震災時の対応を考えるシンポジウム「震災、つながる、川崎」が11月13日(日)、川崎市立養護学校(高津区)で開かれる。専門家や被災者らが参加し、災害弱者ともいわれる障害者への対応にも目を向ける。
主催するのは多摩区内のNPOや社会福祉法人などで構成される同実行委員会。主催者によると、被災地の避難所では障害者への対応に様々な課題が浮かび上がったという。大声を出す子どもの周囲への迷惑を気遣い、親が追い詰められるケースもあったという。
被災者が体験談
シンポジウムでは災害弱者への対応を考えてもらおうと、被災地の福祉施設の職員で自宅をボランティアの宿泊場として提供した藤原伸哉さんを招いた。障害者の避難所生活の実状を伝えるという。被災地に派遣された川崎市健康福祉局職員の川上賢太さんや津波で自宅を流された被災者も体験談を話す。
講演後にはグループごとに分かれて震災について思うことを話し合う企画もある。
会場では写真展「津波に襲われた町 岩手県大槌町、山田町」も開催される。
主催者は「震災時のネットワーク作りのきっかけができれば」としている。
時間は午後1時から4時まで。定員200人。入場無料。会場は同校体育館(高津区久本3―7―1/溝の口駅徒歩10分)。
事前申込み制
参加は申込み制。申込みは▼名前▼連絡先▼グループで話したい内容や関心のあるテーマ――をFAXまたは電話で伝える。申し込み期限は11月11日午後5時。
問合せ・申込みは社会政策研究会かわさき事務局(【電話】【FAX】044・244・7610)まで。
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11月15日