衆院選10区 田中氏、6度目の当選 財務相の城島氏及ばず
16日に投開票された衆議院議員総選挙で、5人が立候補した神奈川第10区(中原区・幸区・川崎区)は、自民党の田中和徳氏が6度目の当選を果たした。得票数は10万4994票で、財務大臣で民主党の城島光力氏に4万票以上の差をつけ圧勝。みんなの党・久米英一郎氏、日本維新の会・石川輝久氏、共産党・中野智裕氏も議席を獲得できなかった。
田中氏の事務所では、開票が始まる午後8時頃から支持者が続々と集まり、TVで情勢を見守った。田中氏も9時頃事務所に現れ支持者とともに状況を見守っていたが、9時10分すぎに当確が知らされると事務所内は歓喜にわき、周囲からの握手の求めに応えた。
挨拶にたった田中氏は「最近、日本の未来に不安を感じるという声を多く聞く。自民党の過去の反省も踏まえ、ここをスタートに新しい自民党を作っていかなければならない。一人ひとりの思いを受け止め地元の発展とともに、環境・財政・都市政策の分野で貢献し、明るい希望のある日本を作っていく」と力強く語った。
一方、比例復活もならなかった城島氏の事務所は沈滞ムードに包まれた。城島氏は「期待に応えられず申し訳ない。有権者には、マニフェスト全てが実行できなかったと捉えられてしまった」と集まった支持者らに敗戦の弁を述べた。
小選挙における投票率は中原区61・50%、幸区60・42%、川崎区53・92%といずれも前回を下回った。
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12月13日
12月6日