ヘビメタで地域活性考える 7月13日、本町でフォーラム
ヘヴィメタル(以下ヘビメタ)でまちづくりを考える-。そんなユニークなフォーラムが来月13日、本町の東海道かわさき宿交流館で開かれる。行政、音楽関係者、まちづくりの専門家が出席して意見を交わすほか、市民が経済効果や地域活性の視点からヘビメタの社会的価値の有用性を語る。
ヘビメタといえば、独特のファッションをしたミュージシャンがエレキギターでゆがんだ音を奏でる姿が印象的。「ややアウトロー的な匂いがする」(音楽関係者)という声も聞かれる。そんなヘビメタを通じ、まちづくりや経済効果、雇用創出を真面目に議論するフォーラムが行われる。
企画したのは、宮前区で一昨年からヘビメタを通じたまちおこしを行っている「宮前重金属発掘計画プロジェクトチーム」。これまで脱法ドラッグ撲滅キャンペーンを展開したり、子ども文化センターで「ギタークリニック講座」を行い、ファンの発掘や地域のPRに貢献した。
へビメタによるまちづくりを考えるフォーラムは今回で2回目。前回はヘビメタを理解してもらうことが主眼に置かれる形となったが「今回は様々な分野の人たちからの意見を聞き、プロジェクトのさらなる可能性を探りたい」とプロジェクトリーダーの井上秀憲さんは語る。
会場は東海道かわさき宿交流館。一見ミスマッチにも見えるが、同館の公認キャラクター六さんがヘビメタの「ロック」に響きが似ていることが決め手となったという。
交流館がヘビメタ仕様に
「メタリックフォーラムVol.2ヘヴィメタルが未来を創れるのか?」と題したフォーラムは3部構成。1部は行政やまちづくり専門家が登壇し「音楽のまち・かわさき」や「ヘヴィメタルと飲食業界の関係性について」などを論じる。
2部は3人の市民が「メタラーの雇用創出とその経済効果の実例、メタラーの人材有益性」「ヘヴィメタルと飲食店の相乗効果で築く地域の活性化」「メタル留学の可能性〜英語教育・留学準備教育の観点から〜」をテーマに発表。3部はSex Machineguns(セックスマシンガンズ)のANCHANG(アンチャン)さん、和田誠さん、井上さんが音楽関係者の視点から意見を交わす。
フォーラムのほか、東海道かわさき宿交流館の六さんをメタル化し、「ロックさん」に変身させるほか、館内のBGMをメタルソングにする仕掛けや宮前区のゆるキャラ「宮前兄弟」をメタルバージョンで登場させるといった仕掛けもある。
井上さんは「歴史や社会、行政に縁遠いというヘヴィメタ好きの人には川崎の歴史とまちづくりを知っていただく機会にしてもらいたい。ヘヴィメタに縁のなかった人たちにはまちづくりに対してこんな考え方思っていることを知っていただければ」と話す。
先着100人で参加費は無料。申し込み、問い合わせは、同プロジェクトチーム(【携帯電話】070・6573・8631【メール】postmaster@miyamaemetal.net)。
フォーラムの詳細は、宮前重金属計画のホームページ(http://www.miyamaemetal.net)で確認できる。
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