12月2日公示、14日投開票の日程で実施される衆議院総選挙を前に、神奈川10区(川崎区・幸区・中原区の一部地区を除く)では、前職、元職、新人の3人が立候補に向けて準備を進めている。
11月24日現在、名前が挙がっているのは、自民党前職の田中和徳氏(65)、民主党元職の城島光力氏(67)、共産党新人の中野智(とし)裕(ひろ)氏(56)――の3人。いずれも前回の衆院選(12年12月16日投開票)で立候補した顔ぶれだ。
環境副大臣、財務副大臣を務めた田中氏は、法政大学法学部卒。市議、県議を経て96年、衆議院議員に初当選。衆議院財務金融委員長、国土交通大臣政務官、外務大臣政務官、衆議院テロ・イラク特別委員会理事などを歴任。7選を目指すにあたり「『見る、聴く、動く!』。自民党再犯防止特命委員長として2020東京五輪までに世界一の犯罪最少国家を目指す」と訴える。
元財務大臣の城島氏は、東京大学農学部畜産獣医学科卒業。味の素で25年間のサラリーマン生活を経て、96年、衆議院選に初当選。これまで4期務めた。民主党政策調査会長代理、民主党幹事長代理、国会対策委員長などを歴任。議席奪還を目指し「人、命、くらしを大切にする政治、すなわち、公平・公正な『正直者が報われる社会』の実現」を主張する。
共産党川崎南部地区委員長の中野氏は、東海大学文学部広報学科を卒業。毎日新聞関連会社に勤務。86年から94年までは日本民主青年同盟に専従し、神奈川県委員会副委員長を務めた。その後、共産党神奈川県委員会専従。初当選を目指し、「原発の再稼働ストップ。憲法9条を生かした平和外交の推進、大企業による解雇規制法の制定、奨学金の給付制度の実現」を訴える。
川崎市選挙管理委員会によると、前回行われた衆院総選挙の10区における小選挙区の投票率は58・52%。このうち川崎区が53・92%、幸区が60・42%、中原区が61・50%。
※立候補予定者の紹介は国会の勢力順。
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