4月3日告示、12日投開票の統一地方選挙まで1カ月を切った。議席数が現有の3議席から1減の2議席となる川崎区の県議選は注目選挙区のひとつ。本紙の調べでは3月17日現在、 現職3氏と新人1氏が立候補に名乗りを上げている。
立候補の意思を表明しているのは、自民党現職・杉山信雄氏(57)▽民主党現職・栄居学氏(37)▽公明党現職・西村恭仁子氏(52)▽共産党新人・後藤真左美氏(48)。
杉山氏は4期16年の実績を強調。党県議団団長として、川崎をはじめ、県内市町村とのパイプ役を務めてきたことを踏まえ「経済活性に伴う雇用の促進、女性の進出、安全・安心なまちづくり」を訴える。また、手話言語条例の提案者として共生できる社会づくりにも意欲を示す。
2期目を狙う栄居氏は 「高齢者の住まい」をテーマに取り組んできた実績を強調。引き続き、特養とサービス付き高齢者住宅の充実を訴えるほか「大幅削減された雇用促進のための予算復活やリスクの高い年金運用から安心できる制度へと転換することを県の立場から求める」としている。
西村氏は、女性目線による命を守る政策に一貫して取り組んできた。県防災会議に女性委員を登用させたことや風疹のワクチン接種助成などを実績に挙げる。その上で「川崎臨海部の経済活性化と最先端医療の推進、県民に寄り添う相談しやすい警察体制の構築」を掲げ、2選を目指す。
後藤氏は2013年12月に出馬を表明。 「県税の無駄遣いをチェックするとともに、大企業優遇からくらし、福祉へと優先度を変える」を重点に挙げる。また、中3生までの子ども医療費の無料化や公契約条例の早期制定、最低賃金1000円以上に引き上げなどを主張し、議席獲得を狙う。
※掲載順は【1】現職、新人【2】現職は県議会における会派の勢力。年齢は投開票日の満年齢。
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